最近、ゴルフ中の事故が増加傾向にあることをご存知でしょうか。ゴルフカートによる事故や転倒、転落によりケガをするケースが多いでしょう。この記事では、ゴルフ中の事故について詳しく解説します。具体的な事故の事例や、対策することで未然に防げる事故についても紹介しますので、ゴルフをプレーする方は参考にしてください。
増加傾向にあるゴルフ中の事故
ゴルフ場では、さまざまな事故が起きています。ゴルフカートによる事故や、ゴルフボールが人に当たってしまう事故などが多いでしょう。
ほかにも、素振りの際にゴルフクラブを人に当ててしまう、転倒や転落による捻挫や骨折などのけが、スイングした際のぎっくり腰なども事故もあります。
また、貴重品やゴルフクラブなどの盗難事故も少なくありません。最近では、ゴルフ場でのセルフプレーが主流になっています。
ゴルフカートの使用率が上がり、キャディーの使用率が下がっていることから、ゴルフ場での事故が増加傾向にあるのです。
日本のゴルフ場は、山岳部に作られている丘陵コースが多いため、急峻なダウンヒルの急カーブもあるでしょう。
カートパスの上を自動走行する場合は問題ないが、アクセルとブレーキを自分で操作する場合は、車のような運転は避けなければいけません。
ゴルフカートでの事故は、運転ミスや、スピードが落とせなかったことが原因であったり、中には振り落とされてしまったりするケースもあるでしょう。
具体的な事故の事例
ゴルフ場で起きた、具体的な事故の事例を紹介します。
打球が当たって死亡した事故
ゴルフプレー中に、ゴルフボールが同伴していたプレーヤーの頭に直撃し、死亡させてしまった事故があります。
この場合は、どんな状況であってもショットを打った人が加害者となります。
死亡事故だけでなく、ケガを負わせた場合も損害賠償の対象となりますので、周りの人の状況を注意しながらプレーしなくてはいけません。
ゴルフカートの横転事故
ゴルフカートが横転し、横転したゴルフカートの下敷きになってしまう事故も発生しています。
ゴルフ場によっては、事故を防ぐためにガードレールが設置されている場合もあります。
しかし、すべてのゴルフ場で対策が取られているわけではありません。
もし、急いでいる場合でも安全運転を心掛け、自分だけでなく同伴者にもケガをさせないように注意することが重要です。
ボール拾い中の事故
池に落ちてしまったボールを拾う際に、事故が起きるケースもあります。
ゴルフコース内にある池で落ちたボールを探している際に、転落してしまい死亡した事故があるのです。
ゴルフコースの池は深く、転落してしまうと這い上がるのは困難でしょう。
ほかにも、池に転落した人を助けるために、池に入り死亡してしまった事例もあります。
打球事故
ラウンド中の打球事故の事例もあります。前の打席でミスをしてしまい、ボールがラフに入ってしました。
メインコースから外れていたので、次の人がショットするのにもかかわらずボールを探しに行ってしまったのです。
そして、ラグからボールを打てるのか確認している際に、ボールが直撃してしまい死亡しました。
メインコースから外れていても、決してボールより前に立ってはいけません。
対策することで未然に防げる事故もある
ゴルフ場での事故が増加傾向にありますが、対策をすれば未然に防げる事故もあります。
ケガや事故を防ぐための対策を紹介しますので、参考にしてください。
入念にストレッチする
運動前にストレッチすることは重要ですが、ゴルフをする際にストレッチを疎かにしてしまう人が多いでしょう。
ゴルフは走ったり、激しい運動をしたりすることは少ないのですが、数時間にわたり歩き続けるため、足をつることが多いのです。
普段使わないような筋肉を動かすことも多いので、体を痛めてしまう恐れもあります。そのため、必ずストレッチをしてから始めるようにしましょう。
池には近づかない
特に初心者の方は、ボールを池に落としてしまう人も多いでしょう。
ボールが浅瀬に止まっている場合には、注意しなくてはいけません。浅瀬の辺りは足場が悪く、滑りやすいです。
浅瀬に行ったりボールを探したりしているうちに滑って転んでしまい、ケガをするケースも多いでしょう。最悪の場合、池に落ちてしまうかもしれません。
そのため、ケガや落下を防ぐためには、池には近づかないことが重要です。
カートから身を乗り出さない
自分の打ったボールが気になり、カートから身を乗り出してしまう人も多いでしょう。
身を乗り出してしまうと、振り落とされてしまう事故が起きます。
また、運転の仕方が強引だと横転の恐れもあるでしょう。カートは車両であるという意識をもち、安全な乗り方をする必要があります。
まとめ
ゴルフ場で気を付けたい事故と対策について紹介しました。事故を起こしてしまうと、楽しいはずのゴルフが台無しになってしまいます。ゴルフ場での事故は、ルールを守り対策をしておけば、未然に防げるのです。池に近づかないことや、カートの運転の仕方や乗り方には注意するようにしましょう。また、ケガを防ぐためには、入念なストレッチが大切です。